車種専用シートカバーの取り付け。少し難しそうな気もしますが、基本を押さえておけば、それほど難しい作業ではありません。シートカバー取り付け時に注意しておきたいこと。また、シートカバー取付のコツについて、ご紹介したいと思います。
シートカバーの取り付け方法車種専用シートカバーの取付
車種専用シートカバーは、純正シートにぴったり装着できるように設計されています。そのため、インテリアの雰囲気を変えたり、高級感をプラスしたりといった効果があります。車種やシートのカバーなど、各車条件は異なりますので一概には言えませんが、通常、取付には2時間程度~かかることが多いようです。しかし、純正シートにぴったり装着できるということは、部分によっては少し取付作業にコツが必要なことを意味します。
車種専用シートカバーの購入
車種専用シートカバーは現在、ネットショップでのお買い物が主流です。アマゾンやYahoo!ショッピングなど、ネットショッピングモールに出店している業者さんなら、さらに安心です。
「カーショップコネクト」は、約9,000点ものシートカバーを取り扱っている、業界最大規模のショップ。シートカバーを取り扱って12年。豊富な知識と経験を持っています。
「カーショップコネクト」では、日本を代表するシートカバーメーカーの製品を取り扱っています。在庫があるものなら即日発送も可能。車種別検索から、愛車にフィットするシートカバーをかんたんに探し出すことができます。
ショッピングから配送までのプロセス
「カーショップコネクト」でシートカバーを購入する場合、ブランドによっては、デザイン、ステッチの色などを細かくチョイスすることになります。そのため、配送まで2ヶ月程度かかることがあります。私の場合もオーダーから到着まで、約2ヶ月かかりましたが、こちらから問い合わせると製造状況を丁寧に教えてくれるので、特に心配するようなことはありませんでした。
シートカバーの取り付け方法シートカバーの取付
シートカバーを装着するのはこれが初めて。DIYはまずまず得意ですが、車には特に詳しいわけでもなく…ちょっと不安。しかし、組立説明書やインターネットの情報を駆使して、シートカバーを装着することができました。ここでは実際に作業をして感じた「コツ」のようなものをご紹介します。
ヘッドレストへのシートカバー取付
ヘッドレストへのカバー取付方法です。作業はヘッドレストをシートから外して行います。ヘッドレストカバーの形をよく確認した上で、ヘッドレストカバーを裏返しにします。カバーを裏返しにして作業を始めることが、最初の重要ポイントです。
裏返しにしたカバーを、ヘッドレストの形状を確認しつつ被せます。ヘッドレストはきつめに縫製されていますので、装着には少し力が必要です。ヘッドレスト本体に力を加えながら作業を行うことがコツ。被せ終わったら、もみほぐすようにして位置を調整しましょう。
アームレストへのシートカバー取付
シートの肘掛け部へのシートカバー取付は、ヘッドレスト同様、取り外して作業します。アームレストの作業は、根元にあるキャップを外すことから始めます。シートに付属してくる内装剥がし用の「ヘラ」を使って、ゆっくりとキャップを外します。キャップを外すとアームレストを固定しているボルトが露出しますので、このボルトをレンチを使って緩めていきます。
アームレストを外したら、アームレストカバーの形状を確認しつつ、先の方からカバーを被せていきましょう。アームレストもヘッドレストと同じように、装着に多少の力が必要になります。途中からだんだんときつくなってきますので、カバーを少し縮めつつ、ゆっくりと最後まで被せていきます。マジックテープやファスナーで固定する製品が一般的ですが、それは最後。アームレストを再びシートに取り付けてから作業します。
運転席と助手席座面部分へのシートカバー取付
座面にシートカバーを取り付ける場合も、まずは形状を確認します。シートに走るラインとカバーに走るラインをぴったりと合わせ、固定用のマジックテープや紐がついている部分は背もたれと座面の間に通し固定します。なお、製品により固定の方法には違いがあるので注意してください。サイドの余った部分はシートパネルの中にヘラ等を使って差し込みます。
運転席と助手席背面部分へのシートカバー取付
背面部分にシートカバーを取り付ける場合、いくつかの方法がありますが、今回はオーソドックスな方法をご紹介しましょう。シートを後ろに倒してカバーを装着していく方法です。形状を確認しながら、シートカバーを形状に合わせるように被せていきます。カバーは半分程度めくり上げた状態で、シートの上側からゆっくりと力を加えながら被せていきます。
なお、アームレストがついている車の場合は、アームレスト取付用の鉄軸が露出しています。多くの製品は、アームレスト用の穴が開けられていますが、この穴がない製品の場合は、自分で穴を開ける必要があります。
車種専用シートカバーの取付作業で気をつけること
シートカバーを純正シートに装着する際に気をつけたいことをまとめてみました。
説明書を見ながら作業する
シートカバーに限らず、どんな製品にも言えることですが、必ず説明書を見ながら作業するようにしましょう。意外に説明書を読まずに作業に手を付けてしまうという方は多くいらっしゃいます。しかし、失敗を避けるために、説明書の指示に従い作業するよう心がけましょう。
二人で作業
「説明書を見ながら作業する」にも関わることですが、一人よりも二人で作業をした方が、圧倒的に効率的です。一人が作業、一人は説明書を確認しながら手順を指示、といった感じで分業制にするといいでしょう。
先端部分をしっかり馴染ませる
細かい部分ですが、先端部分をしっかりと馴染ませることは、後の作業工程でも重要だと感じました。ぴったりに設計されているシートカバーには「遊び」がほとんどありません。そのため作業の始めから、カバーをならすように取り付けていくといいでしょう。被せて、馴染ませる。この繰り返しです。
座面が先、背面が後
運転席と助手席のシートですが、座面から先にシートカバーを装着した方がいいようです。背もたれを先にやってしまうと作業がしにくくなります。しかし、これはシートの形状にもよるかもしれません。
グリスに注意
車はいろいろなパーツが組み合わさってできています。そのため、多くの場所にグリスや油が使われていて、ふと気づくと指にグリスがべっとりなんていうことも。うっかり汚れた手で新しいシートカバーを触ってしまわないよう注意しましょう。
爪は切っておく
シートカバーの装着は、場所によっては力が必要な作業があります。爪を切っておくことで「けが防止」「生地にキズを付けない」という効果があります。
シートカバー取付の際に必要なツール
作業用手袋
シートカバー取付作業は、力を入れる場面が多いため、作業用手袋は滑り止めのついたものを選んでください。もちろん、けが防止の意味合いもあります。
内装剥がし用ヘラ
ヘラはシートカバーと同梱されてくる場合が多いようです。同梱されていない場合は、内装剥がし用のツールを使うといいでしょう。
レンチ(ラチェットレンチ)
ラチェットレンチは、アームレストを取り外す際に必要です。
これらのツール以外にも、車種によっては、長めのドライバーがあると作業がしやすくなるでしょう。
シートカバー取付のコツ
シートカバーの取付作業は、多少の時間はかかりますが、初めての方でも十分にできる作業です。スムーズに作業ができるようツールと装備を用意して、できれば二人で作業したいところです。説明書に従って作業すれば、愛車のインテリアは見違えるような仕上がりになること間違いなしです。
シートカバーの取り付け方法